

-- こういうNAMBA69の状況はKEN BANDとしてはうらやましかったりするんですか?
Minami そこはわりとデリケートというか……難波くんももちろんそうだと思うけど、うちはケンさんの精神状態がすごく大切になっていて。今、どうしたいのかっていうのをケンさんから言ってくれるときもあれば、こっちが感じ取らなきゃいけないときもあって、しかもそれが間違えてるときもあるし、いろいろあるんだよね。でも、NAMBA69みたいに勢いを止めちゃいけないような状態でもなかったし、どっちかと言うと、ケンさんにはハイスタをちょっとやってもらって、KEN BANDは今年から再スタート、みたいなつもりで俺はいたんだよね。だけど、実際にケンさんから話を聞いてみると、ko-heyくん的な「もっとKEN BANDやろうよ」っていう声がほしかった、みたいなことを言ってたりして……。
-- 「そんなの知るかよ」っていう。
ko-hey 口が悪い!(笑)
Minami 「そんなこと言われても!」っていうね(笑)。でも、俺らは違う気を使っちゃったんだよね。
-- 難しいですよね。
Minami そう、難しいの。
-- 話を戻しますけど、今回のリリースに関してNAMBA69側はどう受け止めたんでしょう?
ko-hey 俺は単純にうれしかったですし、これまでの経緯をメンバーから聞いてたんで、自分のことよりもむしろ、他の2人に対して「やりましたね!」って、特にK5くんに対してすごく思ったんですよ。
K5 そう言ってくれてたよね。
ko-hey だって、ギターを始めるきっかけがケンさんで、難波さんのソロ時代(2011年~)からサポートをやってきて、今、こんな機会に恵まれるなんて奇跡みたいなもんじゃないですか。
SAMBU ホンマや。
ko-hey だから、「K5くんやったッスね!」ってそっちでうれしくなっちゃいました。俺がK5くんだったら泣いて喜ぶような話だなと思って。
SAMBU 僕もホンマにうれしかったです。でも、難波さんから「ケンくんがこうやって言ってくれてるんだよね」って話を聞いたときに、「これ、どうなってまうんやろう……?」って思っちゃって。本当なら「よし、やろうやろう!」で済む話なのに、ホンマにいい話すぎて「これ、ホンマにやっていいんか……?」っていう。
ko-hey 石橋叩きすぎて割るところですよね(笑)。
SAMBU そう! 考えすぎちゃって。でも、もちろん「やりたい」って気持ちのほうが強かった。俺、ハイスタに憧れてバンドを始めて、20代前半の頃とかピザオブデスからリリースすることが夢やったんですよ。あと、もうひとつの夢が、こないだ撮影した「NO MUSIC, NO LIFE」のポスタ-に出ることで、若干俺の力じゃないところで2つの夢が同時に叶うっていう(笑)。
一同 (爆笑)
SAMBU 「先輩方には申し訳ないけど、ラッキー!」みたいな。すげえうれしかった。その撮影でこの事務所に初めて来たときも、「おお~、これがピザオブデスなんか……」って内心思ってましたもん。ホンマにうれしかったッス。しかもツアーもやるって言うんだからなおさら。自分ら的にはこんなチャンスはなかなかないと思うし。
-- なるほど。で、そこから両バンドともに曲作りに入っていったと。こないだ難波さんから聞きましたが、NAMBA69は「KEN BANDに負けねえぞ」っていう気持ちギンギンで臨んだそうで。
SAMBU ケンさんっていうギターヒーローが相手ってことで、うちのギター2人はいろいろ思うところはあったと思うし、俺はMatchanに体の厚みとかキャリアとかいろんなところで負けてるから……。
Matchan ああ、そういうふうに見てたんだねえ。
ko-hey このほんわかした感じとかもね!
SAMBU Matchanって俺にはないモノを持ってるんですよ。俺よりも大きなグルーヴで叩けることだったりいろいろ。そういうことをメンバーそれぞれ感じてたと思います。
-- KEN BANDの前にまずMatchanに負けたくないと。
SAMBU せっかくスプリットを出せるんだから、そういうふうに思っておいたほうがいいと思ったんですよ。
ko-hey 俺に関して言うと、俺が前にやってたバンドのときから自分たちが作ってる曲が世界で一番格好いいと思ってやってるから今回も変な意気込みはなかったんですけど、単純に自分たちの曲を聴いてもらえるチャンスが増えると思ったんで、メンバー内で「こういう曲で攻めたほうが刺さるんじゃないか」みたいに狙って曲作りをした部分はあります。K5くんなんて俺と難波さんから相当追い込まれましたからね。
K5 そうだね。
ko-hey 「おめえ、そんなんでケンのギターに勝てると思ってんのかよ!」って。
SAMBU これ、マジです(笑)。
ko-hey 難波さんは「お前、俺がこの曲をこのバンドでやる意味わかって弾いてんの?」って。
K5 そういうふうに全プレッシャーが俺にのしかかってきて。本当にうれしいし、チャンスなのはわかってるんですよ。でも、ちょっとビビったりもするじゃないですか。「けっこういいフレーズができたな」と思っても2人からそんなこと言われるし、「これだけ考えたのにこれ以上どうしたらいいんだ。でも、まだ足りねえんだな……」って、毎日お風呂で考えてましたね。レコーディングに入ってもまだ、ko-heyとああでもないこうでもないってやってたし。
ko-hey K5くんが持ってきたフレーズに対して、「おめえ、曲の雰囲気をよくしようしてるだけだろ」とか言って(笑)。
一同 (爆笑)
K5 「雰囲気よくしちゃダメなのかなあ……?」って。
ko-hey 「飛んでこねえんだよ、K5のギターは!」って。