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MEANING 10th Anniversary-Special Interview Vol.03-

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--今日は7月にリリースされる新作“The Tragic World”のお話を聞いていきたいんですが……そんな10年の軌跡があったからこそ作れた新曲というか、一筋縄ではいかないドラマティックなハードコアサウンドで、めちゃくちゃカッコいいですね。

KAWAGUCHI「おお、聴いた? PSYCEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCKだった……?」

HAYATO「ハッキリ言ったね(笑)」

YOKKUN「1曲目“The Tragic World (But We must…)”はKAWAGUCHIくんがガッツリ作りこんでて、2曲目“Rise In Rebellion”は僕がやりたいことをやって。お互いやりたいことができたのかなって。全然違うカラーになった2曲だと思う」

KAWAGUCHI「作曲者が違うという意味では、1曲目は“DAHLIA”(作詞・作曲/YOSHIKI)、2曲目は“SCARS”(作詞・作曲/HIDE)みたいな感じ。それを意識したわけではないけどないんだけど」

--“The Tragic World (But We must…)”をメインで歌ってるのはKAWAGUCHIさんですよね?

HAYATO「そう。だからロングセットに入ったらすごく休めるなぁ、いいなあって(笑)」

--それは冗談だとしても(笑)、セットリストのなかに入ってきたらいいフックになりそうですね。

HAYATO「うん。曲が増えればその分球数が増えるというか、いろいろな変化球ができるワケで。セットリストって基本的にオレが決めるんだけど“こういう曲欲しかった”と思える曲ができたなと。もしかしたらこれから出るかもしれない……3rdアルバムの指針にもなりそうな曲だし、KAWAGUCHIくんとYOKKUNと良さがよく出た曲になったと思う。あとはもうちょっとYOKKUNがペースアップして作れたら俺は何もいうことはないです」

--そして3曲目にはMINOR THREAT の名曲“I Don’t Wanna Hear It”のカバーが収録されていますが、これはどういう風に選曲したんですか?

HAYATO「結構前から何かをカバーしたいって話をしてたんだけど、共通で好きな曲ってなくてKAWAGUCHIくんが“HAYATOがやりたいものでいいよ”って言ってくれて。で、マニアックなモノをやっても仕方ないし、いわゆる王道なモノがいいなぁと。さらにMEANINGって1分半くらいの曲ってないから、それくらいのサイズの曲でルーツが見えるものが良いなぁ、でもMEANINGの楽曲に近すぎてもあんまりルーツは見えてないなぁ……とか考えてこの曲になった。でも俺としてはMINOR THREATのカバーをしたSLAYERのカバーをしているのに近い感覚」

--ちょっと速いですよね。

HAYATO「そう。そこはイノくんに早くしてって頼んだ。でも最後のパートではKAWAGUCHIくんがMEANINGらしさを出してくれて」

--これもツアーで聴けるのかなぁなんて思ってるんですけど、ツアーはどうなりそうですか。

YOKKUN「あー……でもまだ新曲を合わせてないんですよ」

YUICHI「レコーディングしているときに歌を作ってたから、ちゃんと演奏したことはないんだよね。でもツアータイトルが……」

--“The Tragic World(But We Must…) EP TOUR 2014”ですからね。

HAYATO「楽しみ半分、不安半分。とにかく練習しよう!」

INOMAN「俺はすごく楽しみ。(会場の)渋谷 DESEOに関してはみんなが働いていたライブハウスの系列だから、同窓会じゃないけど。楽しくなりそうな気がする。シングルの1曲目に関しては前の2ndが終わってから最初につくった曲で、長いこと時間をかけてフレーズを作っていった作品だったから。やっとライブでできることが嬉しい」

--期待してます。今日は10年を駆け足で振り返りましたが、これからの10年はどうなりそうですか。

INOMAN「60歳くらいまで続けたいなぁ。こういう曲って叩くのに体力がいるから難しいかもしれないけど、ずっと続けたい」

YUICHI「10年後は47(歳)かぁ。INOMANが60歳のときには……。う~ん、とにかく生き延びたい」

HAYATO「俺、10年後は42歳だからなんとかがんばれそう(笑)。でもホントに、これからの10年は今までとは違ってプライベートでいろいろなことが起きると思う。そのときにムリしないで……爆発的なブレイクとかなくてもいいけど、ちゃんと勢いを落とさず続けていきたいなと」

--変な話ですが、爆発的に売れたいって野心はないんですか?

HAYATO「それはあとからついてくるものだと思ってる。もちろん売れたら嬉しいけど、もともとそれを目標でやってるワケじゃないから」

--じゃあMEANINGの目標を最後に教えて下さい。

HAYATO「長く続けることかな、俺は。……それだと短絡的かもしれないけど。この5人で、ずっとMEANINGを続けていくこと。それが目標です」

INTERVIEW BY 逆井マリ



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