- Interview Vol.02 -
● 藤原さんはいかがですか?
藤原 (松本)健太が歌詞を書いたら一通り見せてもらえるんですけど、それに対して「いや、ここはこうじゃない?」って思ったことがなくて。ということは、やっぱり気持ちは一緒なんだろうなって思います。
● 藤原さんはWANIMAに加入するまで、たくさんのバンドを経てきたわけですけど。いろいろ思うところもあったんでしょうか。
藤原 そうですね。それまで10バンドくらい経験してきて、本当はもう音楽をやめようと思っていたんですよ。その時にWANIMAに出会って。WANIMAのライブを観て、もう一回バンドをやりたいなって思ったんですよね。
松本 おれの信者ですよ(笑)。
藤原 そういうことにしておいてもらっていいですか(笑)。
松本 共感したってことやろ?
藤原 うん。
松本 ありがとっ!!
● WANIMAのどんなところが響いて、もう一度バンドをやろうと思ったんでしょうか。
藤原 普通にライブを観ていて楽しかったですね。いいバンドだな〜って思いました。それと同時に、このバンドでドラムをたたいてみたいなって思いました。
● たまたま前任のドラマーが辞めるタイミングだったんですか? それとも乗っ取った?
藤原 辞めるタイミングです(笑)。辞めるっていうのを聞いていて、共通の知人から紹介されたんですよ。「暇だったらたたいてみれば?」って。それで偶然ライブを観る機会があったので観たら「スゲエ!」って。自分から「たたかせてくれんですか?」って言いました。

● ここまでの状況を当時は予想していましたか?
藤原 予想してました。
松本 絶対に嘘だ(笑)。
藤原 ハハハハ。いや、テンポは早いですけど、いろんな人に聴かせれば、その分だけ届くとは思ってたんで。こういう感じになるだろうな、とは思っていました。
● WANIMAに入ったことで何か自分のなかで変わった部分ってありますか?
藤原 いろいろ変わりましたね。それまでは個人で動くことが多かったんですけど、WANIMAに入ってからは団結力の大切さを実感しました。以前やっていたバンドは今考えたらみんなバラバラだったなって思います。やっぱりWANIMAは全員の気持ちが同じ方向を向いているんで話が早いですね。
● 以前は「もっとやろうよ」と思っていてもほかのメンバーの足並みが揃わなかった?
藤原 自分もそこに慣れてしまっていたところはあったと思うんですよ。その結果、うまくいかずに解散とか活動休止になって。たぶん解散とか活動休止するバンドって、それなりにうまくいかない理由があると思うんです。でもWANIMAはそういう面では一切妥協しないバンドですね。