-- 今回、キャリア初となる1stミニアルバム『Can Not Behaved!!』がいよいよリリースされますが、今どんな気持ちですか?
藤原弘樹(以下、F)ただただ嬉しいです!
松本健太(以下、M)やりたかったことをやれたのが良かったです。光真は最初3000円のギターだったけど、今だったらそれ何個買える?というすごい機材を使わせてもらったので。音についても相談できたり、不自由なくやらせてもらいましたね。
-- こんな作品にしよう、というイメージはありましたか?
M とにかく3人がいいなと思ったものを。スタジオでも3人が「今のいいね」と言いながら作っているので。特にメロディックパンクっぽくとか決めないで作っている。だけど自然とこうなっちゃうんです。
-- メインのソングライティングは誰が?
M 作詞、作曲は俺ですね。光真がイントロを持ってきて。雨あがりのイントロとかは光真がもってきて、弾いて、今の雨上がりっぽいねと作っていった。
-- 藤原くんが曲を持ってくることは?
F ないです(キッパリ)。リズムとか叩いて、健太がそれに合わせて歌ったりして。「今のノリいいね」となったら、コードを拾っていって曲になったり。いろいろなパターンがあります。
-- 光真くんはフレーズだけではなく、曲を持ってくることは?
西田光真(以下、N)メロディや歌詞に僕は一切ふれないようにしています。
-- 健太さんの世界観を活かしつつ、いろいろなものをプラスしていると。スタジオに入ると何曲もできることもあるのですか?
M できることもありますね。そういえば以前、曲を作るためにみんなで合宿に行ったんですよ。
-- へぇ、合宿へ。
F でも曲がまったくできなかった。
M 環境が良くなくて。なんかジメジメしているところだったんです。俺、ちょっと潔癖症なところがあって、それに左右されちゃって。何も生まれなかった。
-- それ、どこに行ったんですか?
M まあ、それは内緒で(笑)。
F 一泊二日で行ったんですけど、一日目にまったくできなくて。これはちょっとダメだということで、次の日の朝、3人で近くの神社へお参りに行きましたからね(笑)。
-- 何かに憑かれているんじゃないかと(笑)。
M でも合宿終わって帰ってきたら、すぐに曲ができたんですよ。それが今作の1曲目に収録されている「Hey Lady」。
F 合宿では全然できなかったのに、帰ってきてスタジオに入ったらあっさりと3時間でできたんです。
M それはお参りしたからだと思っています(笑)。
-- お参り効果覿面だったんですね(笑)。
N 最初にオケを作って、そこからポンポンできていったので。いま思うと合宿も意味があったのかなと。