Suspended 4th 1st Mini Album [GIANTSTAMP] リリース特設サイト / PIZZA OF DEATH RECORDS

Interview Vol.02

-- そして、サスフォーは音楽だけに集中してるかと思いきや、フェスを主催する行動力もあるところがいいですね。昨年、ストリートミュージシャンが出演するフェス、<ストリートミュージシャンサミット>を名古屋の路上で開催しました。

ワシヤマ 行動力っていうか、俺、ふと思いついたことをすぐに口にしちゃうクセがあって、それに対して賛同してくれる人が多すぎたって感じですね。だから、俺に行動力があるんじゃなくて、俺の周りが行動力ありすぎる。

サワダ そうだよね。みんな、神輿かつぎがちだよね(笑)。

ワシヤマ そうそうそう(笑)。だから、いろんな分野のスペシャリストが自分の周りにたまたまいて、それで成り立ったフェスだったと思います。恵まれてただけで、行動力があるわけではないです。

-- じゃあ、何か大きなムーブメントを起こしたいっていう理想があるわけでもなく?

ワシヤマ ああ、そういう理想はあって、そのなかから実現しなさそうなことをポロッと言ったら、サササッてみんなが集まってきて、「やろうやろうやろう!」って。

-- やってみてどうでしたか?

ワシヤマ いやぁ、しんどかったッス。

サワダ 演者が運営やるもんじゃないなと思いました。

デニス 「いいじゃんいいじゃん、やってやろう!」っていう時期が3ヶ月ぐらい続いて、残り1、2ヶ月になって急に現実に直面して、「あ……大変なことをしているぞ……」って(笑)。

-- 気付いたときにはもう遅かったっていう。

サワダ やるしかなかったっていう。

-- そこでピザオブデスのスタッフと出会ったんですね。どんな出会いだったんですか?

ワシヤマ 本当に唐突ッス。いきなりおっさんが来て、「誰だ!?」と思ったら、「ピザオブデス!?」って。そのときは「ああ、ありがとうございます」みたいな感じだったですけど、内心、「ヤベェ!」って。それですぐにメンバーのところまで話しに行って、「ヤベェの来た! ヤベェの来た!」って。

サワダ 俺は本当にハイスタを聴いてたので、「ええ~!」って。しかも、そのフェスで俺がピザオブデスのTシャツを着てたのがスタッフの方が俺らに声をかける後押しになったっていう話をあとで聞いて、家に帰って号泣でしたね。

ワシヤマ 泣いちゃったの!?

サワダ いや、泣いてない。

一同 (笑)

-- 声かけられてどう思いましたか?

サワダ 「(俺らの音と)合うの?」っていうのが第一印象ッスね。

ワシヤマ 俺はめちゃめちゃ合うと思ってたけどね。

デニス 俺も合うと思ってた。プロジェクトとして成り立ちすぎて怖かったッス。

-- そこまで感じた理由は?

デニス サスフォーのロゴとピザオブデスのロゴの雰囲気が似てるし。

サワダ それは俺が意識して似たようなヤツを作ったからだし!

デニス 俺らのCDにピザオブデスのロゴが載ったら絶対カッコいいなと思った。

ワシヤマ でも、一番は心に通じるものをめちゃめちゃ感じたからですね。

サワダ DIY精神。

ワシヤマ これができるチームってなかなかないと思う。

サワダ このチームが会社だっていうのがすごいよね。

ワシヤマ これまでもそういうところに足を突っ込みたかったけど、なかなか決め手がなくて、そんなときにたまたま来たオッサンがピザオブデスだったっていう。

-- レーベルの音のイメージよりも、精神性の部分に惹かれたんですね。

ワシヤマ ああ、そうですね。自分たちも実は人情でやってる部分があるバンドなんですよ。「あいつとはやれるけど、あいつとはやれない」っていうのがめちゃめちゃある。そういう部分でもマッチングしたっていう。

Vol.03へ続く...
Interview by 阿刀大志