-- レイザーズってファストな音を鳴らしてるバンドの中では世界的に例を見ない存在になってると思うのね。19年も休むことなく活動を続けてきてて、コンスタントに作品を続けてるバンドって他にないでしょ?
TAKA まあ、短命なバンドが多いもんね。
-- それで結成以降、ばりばりライブを続けた結果、今のレイザーズって速い上にサウンドの重量感が半端じゃないじゃん。こんなバンド、いないと思うんだよね。
TAKA ラッシュボールに出させてもらったり、いろんなフェスで何千人何万人って人たちの前でライブをやらせてもらった経験が生きてるのかもしれん。「この熱量を後ろの人にまで届けるためにはどうしたらいいのか」って。
KRASH 元々、オーバーグラウンドで戦いたいみたいな意識を西川くんは持ってたし、ピザに入って最初のレコーディングの時も、「単純に良い音で聴きやすいものにしたい」っていう、ハードコアとかファストコアの美学とは真逆なスタイルを採ったことが今につながってるのかな。常に上を見てるからこそここまで続けられてるというか。
-- 一時期、「レイザーズ、大丈夫かな?」って思う時があったけど、そこを乗り越えた今は逆に「レイザーズ強ぇな」って。
KRASH 実際、LOVELY以降お客さんが入れ替わったもんな。
-- でも、そこで止まらずにいろんなことを経てきたからこそ今の強さにつながってるんだと思う。みんな、当たり前のようにレイザーズが存在してると思ってるかもしれないけど、今も前線でファストな音を鳴らし続けてるRAZORS EDGEという存在を改めて評価すべきなんじゃないって思うんだよね。
3人 あざす!
MISSILE じゃあ、それを各方面に発信していただければ(笑)。
-- じゃあ、最後の締めとして、3人からケンジコへメッセージをお願いします。じゃあ、MISSILEから。
MISSILE 僕らはお互い人生で一番長い時間一緒にバンドをやっていて、いろんな変化があったと思うし、これからも何年活動が続くかは分かりませんが、もう身体を壊さずに、時々美味しいお酒を飲んで、家族のために自分のために、そしてライブハウスに来てくれるお客さんのために高く跳び続けてください。
-- 意外とエモいのきたな。
3人 (笑)
TAKA ロマンチストやからね(笑)。
MISSILE 足腰のトレーニングだけは怠らないように。今後ともよろしくおねがいしまーす。
-- じゃあ、きっちゃん。
KRASH お互い素直じゃないんでぶつかることも多いけど、基本的には信頼してるんで、これからもよろしくお願いします。
じゃあ、最後TAKAくん。
TAKA さっきも言ったけど、ミュージシャンとしてもクリエイターとしても格好良いし、俺のヒーローなんで、そろそろ大阪でも重鎮クラスに入ってくると思うし、ハードコアやパンクのベテランとしてしっかりやってほしいなと思います。
-- レイザーズってこんなに真面目なバンドだったんだね!
TAKA 真面目よ! すっごい真面目(笑)!
KENJI RAZORS Interview Part.01 へ続く
Interview By 阿刀大志