DRADNATS 5th Full Album [ Hang On The Faith ] 2020.6.10.wed In Stores!!

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DRADNATS 5th Full Album [ Hang On The Faith ] Code: PZCA-90 / Release: 2020.6.10.wed / Price: 2,500yen(+tax)

Track

1. Just Go Your Way / 2. I’ll Find The Answer / 3. Silent Night / 4. Feel Again, Feel Inside / 5. You’ve Got A Friend In Me / 6. Always There For You / 7. Trust In Me / 8. Try Again / 9. No Looking Back / 10. Crazy Now / 11. Start Over / 12. #SUMMER DAYS 3 / 13. Full Of Hope / 14. Memories

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DRADNATS 5th Full Album [ Hang On The Faith ] Release Interview!!

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-- コロナウイルスの感染拡大を防止する為、緊急事態宣言も出て、家にいる時間も多いと思いますが、最近はどう過ごしてますか?

YAMAKEN 筋トレして、めっちゃ酒を飲んでます(笑)。

KIKUKO 僕は(店長を務める)新宿ANTIKNOCKの業務をやってますね。今だとチャリティーTシャツの発送とか、家でやれる細かいことにはなるんですけど。あと、最近になってエアロバイクを買ったので、毎日のように漕いでますよ。

-- どうしても運動不足になりがちですからね。

KIKUKO そうっすね。なので、最低限の運動はしつつ、夜はだいたい酒を飲んでます(笑)。

SASAMORI 僕も家でやれる東高円寺二万電圧の業務をやってはいるんですけど、ほぼほぼ暇を持て余してますね。(ドラム用)練習パッドを持ってないんで、ずっと膝を叩いてるか、筋トレして、酒を飲んで寝るみたいな(笑)。

-- せっかくの機会なので、ライヴハウスの現状について話を聞かせてください。営業の自粛がずっと続いてる状態なんですよね。

KIKUKO ANTIKNOCKは3月の時点で7、8本ぐらい延期になって、4月1日から5月31日まで営業自粛と決めて発表しました。だから、4月と5月の2ヶ月は何もない状態ですね。

SASAMORI 二万電圧も営業は自粛していて、僕自体も出勤は1ヶ月以上してないんですよ。ずっと守っていきたい箱って思ってるんですけど、正解があるわけでもないし、試行錯誤してる状況ですね。

-- 自粛期間が始まってから、老舗のライヴハウスが閉店するというニュースもありましたし、厳しい状況かと想像します。KIKUOさんは店長ですし、考えることも多いですよね。

KIKUKO どこもキツいと思うんですけど、まず固定費ですよね。家賃がどうしても必要だし、最低限そこを捻出しないといけない。ただ、現状ではそれも無理っていう。ウチは場所も新宿なんで、ここで「いくらです」とはさすがに言えないんですけど(笑)、そこそこいい金額だったりもして。

-- ターミナル駅から徒歩圏内ですからね。

KIKUKO だから、その家賃も少し待ってもらえるようにお願いしたり、助成金や無担保融資の手続きを進めてます。その為に、去年から今年にかけての売上データベースを全部作り直したり、専用の書類を作ったり。みんなそうなんでしょうけど、バタバタしてますね。

-- ただ、手続きもたいへんだと聞きました。申請前に面談が必要だけど、面談自体が何ヶ月先になるようなこともあるようですね。

KIKUKO そういった面談等は僕じゃなくてオーナーが行ってるんですけど、ドラクエみたいだと言ってましたよ(笑)。まずはこの窓口で、次はあそこの窓口へ行って、またその次は、みたいなことの繰り返しらしく。ウチは早く着手した方だとは思うんですけど、それでも1週間以上は待たされる状況だったようです。

-- 今、クラウドファンディングであったり、公的なモノ以外の支援の輪も広がっていますよね。

KIKUKO それぞれの考え方だと思うんですけど、ウチとしてはクラウドファンディングのようなモノをやるつもりはなくて。ライヴハウスは怖い場所でカッコいいことをやってると思ってるし、なんかこう、そこまで助けは求めたくないし、大丈夫だと突っ張っていたいんですよ。今だとチャリティーTシャツをいろんな方が買ってくれて助かってますし、とりあえず年内は持ちこたえられるんじゃないかなという風には思ってます。

-- 今回の事態は見通しがはっきりしないのが辛いところだと思います。

KIKUKO ホントにどうなるかわからないし、何とも言えない部分もありますけど、バンドだってたいへんじゃないですか。それこそ、仕事がなくなった人もいるだろうし、(コロナウイルスが)終息したとしても一定期間はイベントを打つリスクを背負えないバンドも増えると思う。だから、ライヴハウスっていう居場所だけは何とか残したいという気持ちがあるし、やれることは全部やってみようっていう。

-- 富山SoulPowerが一時撤退を発表した際のメッセージからも感じましたけど、ライヴハウスからは意地を感じます。

KIKUKO そうだと思います。ANTIKNOCKはDRADNATSもホームとしてやってきたし、はるか先輩のバンドの気持ちも含めて、そのイメージを崩したくない。大事な居場所だから、負けたくないという想いが強いです。

-- 今、何か支援ができるとすれば、チャリティーTシャツを購入することぐらいですか?

KIKUKO そうですね。デザインがお気に召したのであれば、それだけで十分です。で、またライヴができるようになったとき、余裕がある人はいつも以上にお酒を飲んだり、バンドの物販を買ってもらえたら嬉しいなと。そんな中で「寄付をしたい」みたいな連絡をもらったりもするけど、それはできないと思ってて。みんな、無理できない状況じゃないですか。気持ちはホントに嬉しいですけどね。今は「ライヴハウスは強い場所だ」と証明する時期なのかなって考えてます。

-- また、エンターテイメント業界はYouTube等を使ってオンラインでの収益化を模索してますけど、バンドマンはそれよりも支援に目を向けてるような感じもしてます。

YAMAKEN もちろん、すごくいいことだと思うんですよ、ライヴハウスの為に何かをやったりとか。ただ、これは震災のときと感覚的にはまったく同じところがあって。1年や2年で元の状況に戻らないと考えたとき、生活ありきでバンドが存在するわけだから、身を削って何かをやる必要はないと思ってるんです。だから、10年とか20年っていう長期的なスパンで考えて、支援みたいなモノをし続けられるのかがいちばんの問題だし。震災のときだって、みんな一斉に音楽イベントを始めて、一斉にやめたじゃないですか。

-- そこはいちばんの課題ですよね。

YAMAKEN それが嫌だなと思って、オレ的にはまだじっとしてるんですよ。自分たちのペースで継続できる何かを見つけなきゃいけないから。

-- 継続と言えば、DRADNATSはANCHORと共に「地元の人たちに楽しんでもらいたい」というテーマを掲げ、宮城県石巻でLANDMARK FESTIVALを2011年からずっと続けてますよね。

YAMAKEN まさにLANDMARK FESTIVALはそういうことなんです。ただ、今年は10回目の予定だったんですけど、コロナの影響で難しいかもしれません。

-- そういった状況の中、新作『Hang On The Faith』を予定通りにリリースする運びになりました。バンドとしては身動きがとれないこともあるし、リリースを延期するような考えはなかったんですか?

KIKUKO 新作をリリースしてツアーへ行く、っていうずっとやってきた流れができないかもしれないと思ったとき、延期も頭にはよぎったんですよ。ライヴハウスの業務で、振替公演の対応に追われてたり、今だったら6月前半にイベントを予定してるバンドから「やっていいのか、やっちゃいけないのか、はっきりして欲しい」という連絡がきてて。ウチとしては、緊急事態宣言が解除されても、世の中的な許可が下りないと難しいなと考えてるんです。やっぱり、お客さんにもバンドにも無理をさせるわけにはいかないから。日々、そういった動向を気にしてると、麻痺ってたというか、リリースとかも後ろへスライドしていくのが当たり前なのかなっていう価値観になっていたところもあって。

-- 実際、そういった動きはありますからね。

KIKUKO ただ、YAMAKENを中心にみんなで話し合ったとき、「こういうときだからこそ、予定通りに出したいよね」となって。その後の動きは変わってしまうだろうけど、まずは新曲を聴いてもらいたいし、ポジティブに進めていくことが大事なんじゃないかと。

YAMAKEN オレらもコロナウイルスが感染拡大し始めて、少なからずライヴを飛ばしたし。仕方がないことかもしれないけど、これ以上、お客さんをガッカリさせたくなかったんです。緊急事態宣言が出て、CDショップも営業を自粛するようになって、たしかにそのタイミングで出すことがバンドやレーベルにとってプラスかと言えば、そうじゃないんだろうけど……新作の発売日はもう発表してたし、それを延期したらガッカリさせることなるじゃないですか。だから、そこは無理してでも出したいっていう気持ちでしたね。

-- そのあたりの判断について、周りのバンドマンと連絡をとったり?

YAMAKEN いや、オレはあえてしなかったです。もちろん、ツアーに関してとか、みんなどうしてるのか話を聞いた方がいいのかなと思ったりもしたけど、別に正解も不正解もないわけで。そこはメンバーで話し合って、レーベルと相談して決めるべきなのかなと思いましたね。

-- 様々な状況を実感しつつも、バンドはバンドなりの決断をするべきでしょうし。

KIKUKO そうですね。やっぱり、バンドとしてベストな選択は何だろうと考えれば、絶対に延期せず出すことですから。SNSなんか見てても、リリースを含めて、延期ばっかりじゃないですか。どうしようもないこともあるけど、そういうニュースを発信しなくていいのなら、しないにこしたことはないから。

-- ライヴができなくなって2ヶ月ほど。考える時間も増えたと思いますが、何か改めて気づくようなことはありましたか?

YAMAKEN 何だろう……結婚はしとくべきだったかなと思いました。

一同 ハハハハ(笑)。

YAMAKEN 普段、外に出てるじゃないですか。仕事へ行ったり、ライヴで人前に立ったりもして、そういう中でひとりの時間はいいなと思ってたんですけど、強烈な孤独感があって。マジで猫を飼おうかと考えてますよ(笑)。

-- ニューヨークじゃペットブームにもなったらしいですからね(笑)。

YAMAKEN あと、意外と曲ができないっていう。前だったら、仕事をして、家に帰ってきて、そこから限られた時間でやってたじゃないですか。でも、その時間が増えたからといってたくさん作れるわけじゃないんだなって。

-- それは刺激がないから?

YAMAKEN たぶん、そうっすね。生活の中で思ったこと、感じたことが曲になってるんだろうなと改めて思いましたよ。

-- そうなると、ここ2ヶ月ぐらいの間、DRADNATSとしての時が止まってるような。

YAMAKEN ただ、空いてるということもあって、週に1回だけスタジオには入ってるんです。だから、止まってるという感覚はなくて。新曲の練習が中心ではありますけど。

SASAMORI 当たり前の日常が幸せだったんだなと痛感しますね。ライヴ、リリース、ツアーって、いつもだったらポジティブなイメージだけで取り組めるのに、妙なことを考え始めてしまったり、萎縮したり。めちゃめちゃ寂しいなと思います。

YAMAKEN それと、サーバーの生ビールの凄さを改めて感じましたよ!

一同 ハハハハ(笑)。

YAMAKEN やっぱ、あれは美味い! 炭火の焼き鳥とかも、あれは凄い! 家じゃ無理っすもん。

-- KIKUOさんもおもいっきり頷いてますね(笑)。

KIKUKO ANTIKNOCKのビール樽だって、そろそろ賞味期限が危ないぐらいの勢いですから。みんな、それぐらい飲んでないっすよね、あの神々しい生ビールは。

YAMAKEN バンドのことで言えば、スタジオで感じる爆音がマジで気持ちよくて。それも家じゃ鳴らせないし。ライヴしたいなって思いますね、ホント。

Vol.02へ続く...
Interview By ヤコウリュウジ

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-- 少しばかり、前作『ONE HiT TO THE BODY』からの流れを振り返らせてください。新体制として1枚目のリリースとなり、「ようやく始まる」といったことをインタビューでも話されてましたよね。新宿ANTIKNOCKで行ったツアーファイナルもパンパンになり、いいムードだと見えたんですが、あの時期はどう感じていましたか?

YAMAKEN (バンドが)良くなっていくというより、やっと形になったみたいな感覚でしたね。

KIKUO たしかに、SASAMORIが加入して、DRADNATSというバンドはこの3人でやっていくんだというところに着地できた感じはありました。ただ、いつもそうなんですけど、あのツアーでも挑戦したこと、するべきことがあって。そのすべてを乗り越えたわけじゃないという事実もあり、達成感もあったとは思うけど「こうやっていかなきゃいけないな」と見えた部分もあったり。早く次のスタートを切りたいとも考えてました。

-- SASAMORIさんとしては初めてのリリースツアーでしたし、感じることも多かったかと思います。

SASAMORI めちゃくちゃありましたね。自分たちで運転して、いろんな土地へ行って、持ち時間も長めなライヴをやらせてもらって。まだまだやるべきことがあるなとも気づきながら、「これがバンドなんだ!」と凄く充実してましたよ。で、ツアーファイナルはワンマンだったんですけど、ワンマン自体もオレは初めてだったんです。ライヴの運び方やモチベーションの保ち方、難しくて悔しさもあったけど、めちゃくちゃ楽しくて。またすぐにツアーをやりたいと思いましたね。

-- ツアーを終えた時期って、Hi-STANDARDの再始動からAIR JAMまでの流れが落ち着いたタイミングでもあったじゃないですか。メロディックパンクを鳴らしてるバンドとして、刺激を受けたり、活を入れられることもあったのかなと。

YAMAKEN やっぱり、ありましたよ。自分たちのツアーを終えて、次の新作へ取り掛かるときに「個人的にもバンド的にも、ひとつ上のモノにならないといい作品は作れない」という話をメンバーでしましたし。ハイスタが復活したことによって、メロディックの士気がグッと上がったじゃないですか。周りのバンドもさらに気合いを入れ始めたし。そういった姿を見て、自分たちに足りない部分について話し合うことも多かったですね。

-- どういった部分に注目しましたか?

YAMAKEN オレだったらさらにいい曲、カッコいい曲を書かなきゃいけないし、KIKUOだったら歌の部分、SASAMORIだったらドラムのスキルとか。そういった個々の能力をすべて上げていって。そして、バンドとしてまとまったときにはそれらがひとつになり、めちゃくちゃクオリティが高くてスリリングなライヴをやるっていう。

-- それそれがスキルアップしていかないと、自分たちが胸を張れるカッコいいバンドにはなれないという。

YAMAKEN そういう感じかな。もちろん、そのときの現状がダサいと感じてたっていうわけではないんですけど。オレらにしかできないことを残していくにあたり、そういう技術的な部分はもうちょっと上げていかないとなって。

-- 新作へ向けて動き出したとき、感触としてはいかがでした?

YAMAKEN やっぱり、今までの曲作りとはちょっと違う部分があって。前作の場合、前ドラマーがいた時期の新曲もあったから、全部が全部、SASAMORIがドラムを考えたっていうわけじゃないんです。でも、今回はイチからSASAMORIが関わったんで、オレも新鮮で楽しかったし、「こういう感じになるんだ!?」っていう驚きもあったりして。

-- SASAMORIさんは力強いタイプのドラマーですよね。そういったところでイマジネーションが変わったところもあったり?

YAMAKEN 結構ありましたね。

KIKUO 僕からすると、(YAMAKENの)引き出しが増えたなっていう印象があって。パワーとビートで押し切れる曲も増えたし、前作にもあったんですけど、ロックな曲も違和感なく作り上げていける感じだった。そういうところは、確実にSASAMORIが入ってからの部分なのかなって。

-- SASAMORIさんご自身はどう感じてました?

SASAMORI 自分自身の慣れもあるのかもしれないですけど、前作のときとはだいぶ違いましたね。あのときは、もともとあった新曲をオレなりにアレンジするときも悩んだし、難しかったんです。それが今回だと凄くナチュラルにできて。フレーズもビート感もハマりやすくなったというか。

-- イメージする先が、曲作りを担うYAMAKENさんとSASAMORIさんでリンクしてたような。

SASAMORI そうかもしれないです。とは言っても、YAMAKENさんはKIKUOさんの歌だったり、僕のドラムを活かす曲作りをしてくれるから、馴染みやすいし、自分の引き出しを開けやすかったところも大きいとは思ってて。ドラマーとして余計なストレスがなかったし、楽しく制作に取り組めました。

-- ちなみに、DRADNATSは今年で結成15周年になりますよね。以前、YAMAKENさんは「アニバーサリーイヤーは成功したバンドの特権だ」と話されてましたけど、そういった節目は意識しましたか?

YAMAKEN 全然してないです(笑)。まあ、15周年か……いや、まったくですね。

-- 今回、DRADNATSとしてはリリースのペースが早かったじゃないですか。だから、そういう意識をしたのかなと。

YAMAKEN ペースが早かったのはアニバーサリーとかじゃなく、SASAMORIが入ってツアーもまわって、次をどうするか考えたとき、「これまでよりも短いスパンでリリースしよう!」というテンション感になったんですよ。それをレーベルにも相談したら「いい曲ができたらすぐ出そう」と言ってくれて。そこから曲をガンガン作り始めた結果だから、まったく関係ないですね、アニバーサリーは。

-- そこまで言い切られると、ちょっと寂しいですけどね(笑)。

YAMAKEN ハハハハ(笑)。でも、周りからそう言われないと気づかないぐらいっすよ。

KIKUO オレも何も意識してませんね。

SASAMORI アニバーサリーイヤーか……DRADNATS自体はずっと知ってましたけど、オレはまだ入って4年とかだし、どうなんですかね?(笑)

YAMAKEN そもそも、バンドって続けてたらエラいんですかね?(笑)

-- まあ、続けることだけが目的になったらまた違うんでしょうけど(笑)、続けてきたという結果は素晴らしいじゃないですか。当然、浮き沈みがある中、15年もやってきたわけで。いやらしい考え方をすれば、みんなが注目してくれるタイミングにはなるから、それを使って自分たちを押し出すようなこともできると思うんです。

YAMAKEN もちろん、それはそれでいいと思うんですけど……オレらはな〜。

KIKUO ここまできたら「逆にアニバーサリーイベントとかやらないんだ!?」って思われたいっすよね(笑)。

一同 ハハハハ(笑)。

-- また、新作のタイトルは日本語訳すれば「信念にしがみつく、手放さない」といった意味合いになってて、DRADNATSらしい言葉だなと思うんですけど、相変わらずアーティスト写真はふざけてますよね(笑)。振り返れば、ブルーマンのように真っ青に顔を塗りたくったり、ボクシングのタイトルマッチの調印式をモチーフにしたりしてますけど。

YAMAKEN ナマハゲとかもやりましたね(笑)。

KIKUO もう、戻れないんじゃないですか(笑)。

一同 ハハハハ(笑)。

YAMAKEN でも、ホントにそれ! だって、曲作りよりも揉めますからね、アーティスト写真は。

-- 今さら、シュッとした写真を撮るのは照れたりも?

YAMAKEN そういうのも撮ったことはあるっちゃあるんですけど、オレらは絵にならないんですよね、まったく。埋もれるっていうか、みんな同じようなのを撮ってるじゃないですか。

SASAMORI たしかに!

YAMAKEN ウチの場合、「次はどうするんだろう?」って思われるし、それには応えたいなと(笑)。

-- そういうところでシャレをきかせるのもDRADNATSらしいと思うところも?

YAMAKEN そうっすね。それはそうかもしれないです。

-- 新曲に関して、制作自体の進行はいかがでしたか?

YAMAKEN ウチは曲作りが早いっていうか、あんまりやめないタイプ。できない時期もありますけど、オレが超量産型だし。ただ、ペースとしては今までよりも遅いっちゃ遅いかもしれないですね。というのも、さっき話をした個々のスキルアップをしてく為、バンド全体で入るスタジオの数を減らしたんです。その分、各々が自分自身の為に時間も使うようにしたから。

-- そうなると、バンドとしていい緊張感が生まれますよね。サボってたら追いつけなくなる可能性すらあるし。

YAMAKEN そうっすね。オレはそこまでプレッシャーはなかったけど、メンバー的にどうなんだろう?

KIKUO 僕はスタジオの回数を減らしてる分、ちゃんと結果を出さなきゃなっていう気持ちが強かったです。歌をスキルアップさせる為、ボイトレに通ったり、個人練をしてたんですけど、何かしらの変化は生み出さないといけない。今もその気持ちは継続してますね。

SASAMORI オレも個人練を増やしたんですけど、ただ増やすんじゃなくて、いろんなことを試しながらやってました。例えば、今までもやってたっちゃやってたけど、そこまでしっかり取り組んでなかったクリックを使う練習を増やしたり。あとは、ツアーやフェスで知り合った先輩ドラマーから「こういうこともやった方がいいよ」みたいなアドバイスをもらって、それを実践していったりしてましたね。

-- そういった前へ踏み込んだ気持ちがそうさせたのか、新作は凄くエネルギッシュな仕上がりですよね。ハイクオリティな感じで攻めてくるのかなと想像もしてたんですけど、ザラッとして温度が伝わる内容になってて。サウンドとしてもヴォーカルとしても整えすぎない質感だから、ライヴ感も伝わってきます。

YAMAKEN そこ、超こだわったんですよ! 事前にエンジニアさんと話をして、クリックは使わない、(データの)貼り付けもなし、ヴォーカルの(修正)エディットもなるべくなしでやりましょうと。だから、そういう音になったのかなって。

-- だから、DRADNATSらしさ満載だし、聴いててアガる1枚だなと。ライヴで観てるDRADNATS、ファンの脳裏に焼き付いてるDRADNATSがそのまま収録されてると思います。バンドもよりまとまって、自分たちそのままをさらけ出す自信が出てきたのかなとも感じました。

YAMAKEN そう感じてもらえると嬉しいっすね。やった甲斐があるし。

Vol.03へ続く...
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