![]()
「MINORxU版 Almost Famous Vol.3」
EXPerience Tour @松山
久しぶりのノーゲスト、フルメンバーでの移動。 いつも以上にうるさい機材車内。どんくらいうるさいかというと、たった三列しかないシートで、うるさくて前後のシートでは会話不能という状態。
ここでCBMDジャパンのフォーメーションを発表。CBMDジャパンは3-3-2の布陣を採用。決定力不足が叫ばれている昨今、ツートップの一角を担うのは、機材車駐車の際の決定力がハンパないゴローちゃん。そして筆者。サイドはガンガン入れ代わるスタイル。真ん中の右は機材車内のファンタジスタ稗田氏、センター同じく機材車内の貴公子CHUNx2、左は主に床担当のYSK。(ちなみに床は実は人気のポジション)。こちらも両サイドは激しく入れ代わるスタイル。左サイドバックは監督兼任選手のメキさん。そしてセンターは「千葉市の壁」ことOKB。そして不動過ぎる右サイドバックTK(なかなか上がってくることはない)。
筆者 ゴローちゃん
YSK CHUNx2 稗田氏
メキさん OKB TK
黄金の中盤、 CHUNx2のiPodから繰り出されるスルーパスは常にピンポイント。「ジグザグ〜」の部分しかわからなかった「カリフォルニアコネクション(by水谷豊)」の「サビが全く思い出せない問題」をあっさりと解消。ちなみに二番は「キラキラ〜」から始まるんだぜ。そしてその後はiPod対抗歌合戦。メンバー各々の最近のお気に入りを掛け合いまくり。こういうとこでメンバー間の音楽的なコミュニケーションが図られてるわけ。
そんなこんなで夜も明けて、瀬戸大橋のパーキングエリアにて一休み。ゴローちゃんはカツカレーを注文。「不味いカツカレーはないからね」という理論のもと、だいたいいつでもどこでもカツカレー。このときの時刻は朝の9時。瀬戸大橋を堪能した後、しばらくして松山サロンキティに無事到着。リハを済ませて昼ご飯。
筆者は稗田氏とコンビニ飯を購入しホテルで一休み。なぜか筆者の部屋で二人飯の稗田氏と筆者。休むどころか、盛り上がって行く一方のトーク。肉体の限界とオモロい話を天秤にかけ「もう寝たいんで、出てってもらってもいいですか?」と前者を取ってしまった不甲斐無い筆者。2、3時間の睡眠を取ったのち、ライブハウスへ。その途中でのOKBとの会話
「飯、なに食べました?」
「高本、やっぱり引きが強いわ」
「んっ?」
「高本チョイスの店に入ったんだけど、めちゃめちゃ不味かったわ」
「あぁ」
Tkさんの音楽的な才能は誰もが知るところですが、もう一つ隠れた才能が「不味いものへの引きの強さ」。だいたいどこへ行っても一番不味いメニューを引き当ててしまうんです。ダレカ・カレニ・オイシイモノヲ・アタエエテクダサイ。
というわけで、楽屋にみんな大集合。稗田氏整髪。やっぱり髪型はリーゼント。そこで筆者のメガネをコーディネート。まるで「クライベイビー」。そのまま採用というか、メガネをぶんどられる形となった筆者。ライブもメガネをかけての出演の稗田氏。あまりにも似合ってたのでむしろ「かけてかけて顔に(下)」のテンションだった筆者。
そんなこんなで、ライブスタート。
「Waiting for a Ghost」がライブ使用のダイナミックアレンジで久々の復活。サードアルバムを通過した耳には逆に新鮮に、そして改めて曲の良さを再確認出来る仕上がりに。多分昔の曲もやるだろうからますますAXも楽しみ。最後の方でメキさんの地元を出るときに購入したという思い出のマイクをぶっ倒してしまうTKさん。
すかさずCHUNx2側のマイクに向かうTKさん。真ん中に追いやられるCHUNx2。向かい会う稗田氏とCHUNx2。初めてのシチュエーションにとまどう二人。見つめ合う二人。帰れない二人。
短めのセットリストだったけど、充実の内容でライブ終了。
ライブ終了後は打ち上げで盛り上がり、二次会の流れへ。運転組のゴローちゃん&筆者は、二次会前にホテルへ。就寝。
かと思いきや、就寝から一時間後。「ドンドン」と激しいドアノックの音。眠い目を擦りながらドアを開ける筆者。するとそこにはCHUNx2の姿が。「あれっミノルの部屋か。ジュンちゃ〜ん」。立ち去るCHUNx2。「おいっ、こんな夜中になめんなよ!おかげで長州小力スタイルよろしくの黒タイツ(ヒートテック)のまま思わずお出迎えしちゃったじゃねぇかよ」とは筆者の心のツッコミ(長め)。
謝:「密着!マサヤ24時!!」をお送りする予定でしたが、喋る→さらに喋る→笑う→イジる→笑う→曲をかける→少し寝る→のあまりにも単調な永久ループだっため予定を変更してお届けしました。
EXPerience Tour @徳島
メキさん家族からの有難い差し入れ、リポD20本。っていうかツアーにドーピング検査があるならば、永久追放レベルの栄養ドリンクの消費量。運転前に一本、ライブ前に一本、打ち上げ前に一本。気がつくと1日に2、3本は平気で飲んでます。というわけで、リポD飲んでいざ徳島。
もう何回も書きたいと思ってるんだけど、どーしても書けない「放送禁止の爆笑王」稗田氏のオモロトーク。機材車内をバカスカ湧かせてます。間違いなく筆者が知る限り界隈で一番オモロい男は稗田氏なのだが、内容が内容だけになかなか世に出せないのが心苦しい。ギャグ&オモロ話と音楽を文字で伝えるのは難しいぜ。
というわけで、盛り上がりも最高潮の中、徳島着。旧西荻ワッツを彷彿とさせる小さな作りの箱に懐かしさが蘇る。この規模でまたcomeback my
daughtersが見れることに感謝。
リハを済ませて、時間を持て余し徳島の町のなかをフラフラするメンバー。最終的にはラーメン組とうどん組に別れる一行。筆者はTKさんゴローちゃんメキさんとうどん組。
まだまだ時間持て余し、食後はTKさんと二人で徳島駅周辺をブラブラ。徳島は「こんな場所で青春を送れたらな」と思う素敵な町。そんな町には絶対にマッチすること間違いなしの「TKの映画みたいな青春時代の話」を聞きながら練り歩く。その話は、そりゃCBMD、あんなメロディが生まれるわ、な王道の青春話なわけ。ちょっとした悪さと友情と恋みたいな、ね。
そしてテンションが少しだけ上昇した二人は、ロープウェーで眉山に登ることに。ロープウェー車内から、高所恐怖症の筆者は、へっぴり腰でカメラをまわす。徳島の街並がカメラのモニターいっぱいに広がる。海と山と街並と、景色の機能をすべて満たした風景。思わず高所恐怖症を忘れる。モニターに時折入り込むTKさんの笑顔。頂上に着くと、無邪気にカメラ片手にウロウロするTKさん。裏手に周ると夕焼けに染まる山脈が…。
「一緒に来たのが色黒のアメカジ先輩じゃなくてかわいい女の子だったらもっと最高だったのに、な瞬間100%」だった気持ちをしまいつつ「ワーワー」言いながら下山。とにかくツアーって言ってもなかなか観光とかって出来ないわけで、束の間たった30分ほどの観光タイムは最高に有意義な時間。ライブ前に機材車内にて休憩。メンバーやスタッフが集まってきて、機材車内では確実にスベらない男の稗田氏を中心にバカ騒ぎ。
ステージが狭いため楽屋側からステージに行けないと判断。OKBを先頭にフロアからSEとともに入場。とにかくこの日のライブは「ああ、もうそろそろツアーも終ってしまうんだな」ってのを改めて実感させられた、ホントに良いライブ。ライブに完成形ってないのかもしれないけど、メンバーが考えているイメージに少しだけ近づいたんだろうな、って思えるのが何よりの証拠。YSKのアレも無駄に完成度が上がっているしね。
そんなこんなで、YSKの仕事の都合上、朝まで爆走、いざ帰京。タイムリミットは朝の八時。メキさんを次の仕事のために神戸で降ろしたり、と多少のタイムロスはあったものの、着実に走行しアドバンテージを重ねて行く。刻々と早まるカーナビの到着予定時刻。爆睡していた皆も起き始め、固唾を飲んでYSKの走行、並びにタイムリミットの行く末を見守る。妙な焦燥感、慌ただしさが生まれ、変な一体感が機材車内に充満する。そんな車内の様子を表すCHUNx2の不意の一言。「24時間テレビの中継みたいになってんぞー(笑)」そうなんです。あの出演者の中継先からスタジオへの移動時に生まれる、「間に合うのか?間に合わないのか?いや、どうでもいいや」的な、アレ。っていうか、「そんなドキドキいらねーよー、YSKもう諦めろよーだった瞬間17.2%」で珍道中はフィニッシュ。