第六回 「15周年記念ツアーも中盤戦」

第五回 「15周年記念 "MOST THRASH!! TOUR"」

第四回「十三カオス編2010~ワンマンを終えて」

第三回「ワンマンギグやるぞ!場所は我らの聖地1丁目!」

第2回 「SONIC!FAST!LIVE!TOUR 2010」を終えて

第1回 「SONIC!FAST!LIVE!TOUR 2010」ファイナルシリーズに向けて




第四回(TAKUYA <SPREAD>)

第3回 (菊池 OVER ARM THROW

第2回 (赤間 HOTSQUALL)

第1回 (LOW IQ 01 編)







73年広島生まれ。進学を機に、生活の拠点を大阪へ移す。

そして、96年大阪にてRAZORS EDGE を結成。当時のハードコアシーンでは類をみない、ポップでファストなサウンドと彼のハイトーンシャウトを武器に、瞬く間にシーンの頂点に登り詰めた。

それと並行して、ファストコアバンドJELLYROLL ROCKHEADSでもボーカル を務め、アメリカ西海岸ツアーを行うなど、ここでも大きな成功を収めている。

一方、RAZORS EDGEは、03年リリースの2ndアルバム「RAZORS RISING!!!!」のリリースを きっかけにPIZZA OF DEATH へ移籍。この一報はシーンの話題をかっさらい、賛否両論巻き起こしたが、そんな外野の戯言を物ともせず、バンドは活動の場を徐々に広げていった。

現在まで に5枚のフルアルバムをリリースしているが、ハードコア/パンクという軸からはブレずに、様々なルーツを自分達のサウンドに取り込むことに成功している。 ところで、このリリース枚数はこのテのバンドとしては異常とも言える創作数で、初期衝動だけで終わらないバンドのミュージシャンシップの高さがうかがえる。

ちなみに、バンドに関わるCDジャケットやグッズ等のアートワークは全て彼の手によるもので、RAZORS EDGE関連以外のイラストも多く手掛けている。過去にはイラストレーション の展示会開催の実績もあり、音楽の分野だけに留まらない才能を発揮している。















お互い結成15年以上の活動歴を誇り、大阪を中心に活動する2バンド。
両リーダーのケンジ、タクヤも年齢が一つ違いということで、同じ時代をバンドに費やしてきた2人だ。しかし、若いスラッシュハードコアシーンとメロディックシーンは昔(90年代)はほとんど交流がなかった。
2000年、CANDY ASSというオムニバスでCDの中では一緒になったが、実際に対バンすることは無かった。
そして、SPREADが再録を含む再出発作品「ALIVE」をリリースした2009年、彼らのツアーで初めて共演することになった。というのも、その頃には、RAZORS EDGEはメロディックのバンド達と積極的に対バンし親交を深めていた。自然な流れはそこにあった。
そこからメンバー個人的に交流も深めていくことになり、遂に2マンをやろうというタイミングが来た。どっちかの企画でやるよりは、共同プレゼンツとしてやるのが妥当だと判断した。それが今回の「TWO FAITH」ケンジが考えたタイトルだ。このタイトルの意味は、お互いがお互いの「信念」を揺るぎなくライブでぶつける。つまり、二つの信念がライブ当日に一つの場所に現れるわけで、それがかみ合っていないとしても、お互いが尊敬していることには変わりがない。生半可なユニティー感は必要ないのである。今回は、お互いが1曲づつカバーをし合う。この「TWO FAITH」は、まだ決定していないが大阪以外に名古屋、東京でも開催予定。


KENJI RAZORS(RAZORS EDGE) x TAKUYA(SPREAD)
KENJI RAZORS:多分レイザーズを始めてすぐの97年頃かな。ハイスタが『GLOWING UP』を出して一気にお客さんが増えていった時期に、大阪にも似たようなメロディックのバンドがいるって感じで知ったのが最初かな。当時オレはファストコアやグラインドコアのアンダーグラウンドなシーンいて…

TAKUYA:オレは、1998、99年ぐらいだったかな…RECの関係者に、当時のレイザーズエッジと仲いい人がいて、教えてもらったな。昔クアトロに、めちゃ偉そうな店員おったけど、ケンジちゃうやろな(笑)

K: それ多分…オレ…(笑)SPREADって7SECONDSの曲名でしょ。その名前でかっこわるっかったら許さへんで!みたいな(笑)

T: 分かるわあ(笑)でもなかなか7SECONDSって分かってくれへんで。ケンジはホンマにその辺詳しいからなあ。

--- 今回の企画を「やろう!」って決めたのは何が切っ掛けだったんですか?

K: タクヤのドヤ顔からの脅しやね(笑)ここ2年ぐらいでバンド同士で一気に仲良くなってって。そんである時に、いきなり「ケンジ!2マンや ろうぜ!」みたいな。

T: なんでやねん(笑)ホンマにココ1、2年で、びっくりするぐらい仲良くなったな。オレとケンジだけじゃ無く、他のメンバー同士もすごい仲良いしね!!SPREADは、STOMPIN'BIRDとのツーマンシリーズをきっかけに、ツーマンが大好きになって。 RAZORS EDGEと、ツーマンがやりたかったんよね。五分五分でガッツリ、それも十三 FANDANGOで。

K: オレらはここ2・3年ほんとのレイザーズらしさってのを探してて。話が出た時はそれがちょうど見つかってきた時期で、メンバーで 「SPREAD、ほんまエエバンドやな〜!なんかやりたいな!」って言ってて。タイミングが、何かバッチシやった!そんで、やっぱこの「十三」ってのに意味がある!お互いなかなか交わってなかったけど、両バンドとも育ったのはFANDANGOだし!あそこが「聖地」でしょ!

T: うん、聖地!オレらは、ファンダンゴの子供みたいなもんやで。ヤンチャな子供(笑)それでね、この企画は、2バンドで全部を決めてるんよ。「タイトル」も「内容」も。それもどちらか主導じゃなく、五分五分で。色々お楽しみもあるし、何より2バンドのメンバー8人が、楽しみにしてると思う(笑)

K: 「どっちかの企画にしようか?」って話も出たけど、あえて共同企画にしたんよね。まだどっちが先かどうかも決めてないし、ただの2マンはしたくないなと。両方好きでたまらんって人が一番楽しめる一日にしたいねん!

--- レイザーズとスプレッドは同じ大阪で、活動も15年以上と同じくらいバンド活動を続けていますよね。昔から何度も対バンを重ねてきた思ってる人も多いと思うんですが、実はありそうでなかった2マンですよね。

K: オレらスラッシュハードコアだけど、2ndアルバムをピザから出したから、もっと早く共演しててもおかしくないのにね。 CDでは『CANDY ASS』(2000年 from SPECIALIZED FACT)って言うオムニバス作品で、SPREADと一緒に収録されてるねんけど、レコ発の出演場所が違ったりして対バンできてなかってん。だから、そのオムニバスから丸11年!時間はかかってるけど、初めてっぽく無い2マン感を出せてるのがお互いのキャラの「濃さ」なんやな〜っと(笑)

T: 完全に濃い感じが、出てるな(笑)2バンド共、好き嫌いがはっきりしてるしね。SPREADが今の4人で再始動したのが2007年。で、初対バンが2009年。オレ、レイザーズと初対バンの時は、完全に意識してたな。緊張感もあったし。でもそこから始まって、今こうやって、ひとつの事に、2バンドで挑もうってぐらい認め合えたからそれがホンマに嬉しいね。




--- 企画タイトルはあるんですか?

K: タイトルはFAITH、つまり信念が2つで、『TWO FAITH』。ま、そのままやけど。なんかオレらって、お互い考え方が同じで、ユニティー!イエー!みたいなん全然ちゃうな!と。お互いのバンドの世界感をぶつけてナンボやと、何か違うとこあってもそこは認め合うし尊敬もしとる!みたいなこの2バンドやから。

T: ケンジに、イイとこ全部取られた(笑)まさにその通り。この2バンドやからこそ出来る、闘いがある。真っ直ぐぶつかろうと思う。

K: バンド、ステージからだけじゃなくて、その闘いみたいなんがフロアからもムンムン出てきそうで!それも楽しみ!

T: そうやね!来てくれるヤツらも解ってくれてるやろ!スリルとカオス、ハイエナジー!!めちゃくちゃやろうぜ〜!!

--- 実際対バンするまでに長い時間があったんですよね。当時を振り返ってお互いの第一印象はどうでした?

K: 俺が始めて見た時はもちろんまだ3人やった。クアトロでバイトしながら、何かのメロディックのバンドの前座とかだったような。あんまり覚えてへんけど、かなりぶっきらぼうな感じのMCしてて、「えらそうやな〜」っと(笑)

T: 勘弁してや〜(笑) まあ今も、何様やろうが媚びる気は無いけどな。

K: そこがタクヤのええところ!

T: 俺がレイザーズエッジを初めてちゃんと観たのは、いつやったかな?覚えてない(笑)印象に残ってるのは、ファンダンゴで観たライブ。ガンガンに攻めてた。まさにエネルギーの塊。いいバンドやな〜、一緒にやりたいな〜って、その時思ったな。

K: 正直、今のメンバーでの復活作『ALIVE』以降、始めて対バンしてから意識し始めたってのはあるから。それまでは、大阪のメロディックのベテラン!みたいな印象で。ま、その辺は逆にウチのギターのタカがBURLってバンドずーっと続けてて、そこでSPREADには面識あったから、よく「かっこええすよ!」って話は聞いてた。ミサイルもメロコアキッズやったから、もちろん知ってたし。

T: TAKAとは、もう15、6年来の戦友。あいつが弾くって聞いてて、興味はすごくあったな。2007年に再始動してからは、気になってたバンドのひとつやった。でもなかなか機会が無くて、ケンジと何かの打ち上げで会っても、冷たいし(笑)

K: うっそ〜!?オレ、体壊してた時期やったんちゃうかな?(笑)

T: うん(笑) 酒飲まれへんから、「水下さい」ばっかり言うてたで(笑)レイザーズはハードコアから、POPな流れを取り入れてみたり、分かりやすいし、アートワークもカワイイし、こら人気出るわ〜、と思って。今は、いつも刺激をもらってる。タフなバンドやと思う。ずっと前向いて、仕掛けて行くのは、難しい事やから。ほんまメンバーのキャラ強烈やしな(笑)

K: キャラはもっと濃くしたいねんけどね(笑)で、オレのSPREADの個人的な印象は、とにかく実直なバンド。曲がったとこ大嫌いでライブもバンド活動そのものも見てて気持ちええのよ!しかも野心もしっかり持ってるし!自分らのバンドやる感覚と近い人おったー!って感じよ。なんかね、SPREADのライブって見てたら、いっつも泣きそうになるねん。全力で振絞ってるスポーツ選手みたいな心の清潔さが。オレの涙腺を攻撃してくるんですよ。特にSEIJI君とMON-TACKがね(笑)何かわからん自分への感情の盛り上がりが刺激にもなるし、勉強にもなってるような。

T: オレらは、真っ直ぐ全力疾走しか、出来ないから(笑)オレはRAZORS EDGEから滲み出る、人間が好き。ミサイルのヤンチャな感じ、TAKAの笑顔、きっちゃんのひたむきさ。それと、ケンジのダイブ(笑)好きな曲は、いっぱいあるけど、マウンテンは1番ダイブしたくなる曲やな〜!あと、オレはTAKAのギターがツボやから、あいつが入ってからの曲も好き!!"WAY TO GO"、"FUCK OFF THE RUMORS"とか。SEIJIは、"POISON PUNK"好きやって!!

K: なるほどね~! "POISON PUNK"はあんまりライブでやれてへん曲やったりするし。あれCDみたいな疾走感出すのごっつ難しいねん!(笑)

T: POISON PUNKは、オレもスキやで!たしかに演奏難しそうやな(笑)

K: SPREADは名曲だらけやからな〜。先ずベタに"DEAD or ALIVE"!やっぱねアルバムの1発目がかっこいいって大事なのよ!"IRONMAN"、"RUN SO FAST"も好きやし!こないだの『SOUL CRY e.p.』の2曲もファッキングーッド!!ほんで、オレらが年末のワンマンでカバーした"ONE"。あん時はSEIJI君が飛び入りでギター弾いてくれてメンバーみんなでめっちゃテンション上がった!

T: アイアンマンは、SEIJI / MON-TACKの共作やから、あいつら喜ぶわ〜!!

K: 曲の話になったとろで、訊いてみたいんだけど曲ってどんな風に作ってるの?鼻歌からとか、ギターからとか。

T: オレは家でフォークギターで作るんよ。で、SEIJIに聞いてもらう。あとは、SEIJI、MON-TACKも各々作るし、TAKUYA/SEIJIとか、MON-TACK/SEIJIとか、家で共作する事もあるよ。オレがメインで曲を書いてるけど、音に関してはSEIJIが監督なんよ。




K: へ〜、音についてはけっこうタクヤが監督役っていうか、プロデューサー的な役割かと思ってた。SEIJI君、深いな〜(笑)

T: SEIJIはねえ、音に関しては、素晴らしい「耳」を持ってる。あと、目標に向かう粘着力と執着も。オレとかMON-TACKは、大雑把やから、あかんねん(笑) 今は、RECもライブも、音の監督はSEIJI。あいつは、音に関しては絶対諦めない。とことん行きよるから。

K: オレらは基本オレがギターリフ中心に家で宅録してて。ドラムも打ち込んで、そのまあまあ作ったデモ音源をまずみんなに聞いてもらうねん。そっからスタジオで作っていく感じ。最近はできるだけそのデモに、シャウトとかメロも入れるようにしてるけどね。その方がイメージが伝わりやすいし。でも、オレのドラムの打ち込みとかめちゃくちゃやから、苦情ばっかしやで。「手と足が足りません!」って言われるねん(笑)

T: 宅録!すごいなあ。最近メールで送るとか、みんなハイテク過ぎ!オレらなんかテープやで(笑) 結成以来ずっとカセットテープ(笑)打ち込みやと、確かにガンガンになりそう。曲作る時、ホンマは色んな音がアタマの中で鳴ってるもんな!

K: そうそう!要はエエ曲できるかどうかやからね。オレにとって最初のイメージってのは凄く大事やから、打ち込みの方が伝わるねん。

T: ところで、ミサイルはどうやって曲作ってるの?

K: めっちゃアナログよ!スタジオん時、ベースでリフ弾くだけ!歌メロ無し。ドラムとか、曲展開はある程度しかなくて。それで、みんなでカタチにするんやけど、以外とすぐ曲が完成するのが不思議(笑)オレらの15周年盤の『FUCKED UP!」にミサイルの曲が2曲あるけど、すぐできたもんな(笑)オレのはデモまで作ってんのに時間かかるかかる(笑)

T: ミサイルのは、元がシンプルやから、サクサク行くんかもね。ケンジの方は、最初のイメージを超えるのが大変なんかも。それを超えてこそって感じもするし、難しいよなあ。

K: ほんまムズイね〜。

-- 曲作りに関してもバンド+人の個性が出ますね!レイザーズもスプレッドも活動歴が長いですよね。バンドを続ける秘訣なんかありますか?

T: 今年で17年やねんけど、始めた時にオレの家で約束したんよ。
1、楽しくなくなったら、すぐ辞める。
2、メンバーは、家族。言いたい事があったら、必ず言う。

K: すげえ!オレらなんか、そんな決まり作ってへんかったし、今も特にないわ~

T: で、この2つを守って、気付いたら今やった(笑)正直、今が面白過ぎて、17年やって来たとは、全く思わないんよ。楽しいよ!

K: うんうん!ライブ見てたらそんな感じビシビシくるわ〜。

T: メンバーは変わったけど、今の4人は家族。オレはあいつらを信じてるよ。状況や環境は、変わって行く。でも、自分達は流されずに行けると信じてる。その中で、自分達が気持ちよく、たくさんの助けてくれる人達を大事に。そう思ってる。

K: おおお!パーペキ過ぎる音楽愛!バンド愛!ウチもオリジナルメンバーも自分だけになってるし、とにかく「自分の音楽をどんどん世に出していきたい!」っていう欲求がバンドを長持ちさせてるのは確か。それで、2005年にTAKAが入って今のメンバーが揃った時は、「なんとなく」でバンドでけへんな!って、覚悟はしたけどね。レイザーズ自体がメンバーに飽きられたら終わりや、と思って常にリーダーとして責任背負って、危機感持ってやるようになったかな。でも、最近はみんなに相談したりすることが増えた。すると自然にバンド力が上がってくるよね。だから、オレらも今が一番楽しいし、まだ成長中って感じ。苦しかった時期ってある?スランプっていうか、そういうの?

T: そうやな〜。やっぱりケイイチ(初代ドラマー)がやめた時かな。その後メンバーチェンジが続いて、ライブも自分が思うように出来なかったし。逆に言うとその時期があるから、今、バンドの楽しさが分かるんやけど。

K: そやね。オレらも初期はドラマーが不安定な時期あって苦労したよ。一番苦しかったのは前のギター、ジュンヤが辞めた時かな〜。実はその時期は、サウンドの方向性とかバンド内の雰囲気とか結構ギリギリな感じで、いつ崩壊してもおかしくなかったから。だから、タカ君が「やらせて下さい!」って立候補してくれへんかったら、多分解散してた。

T: そうなんや!最近よく一緒に呑むけど、こういう話しせんからな〜(笑)もうあかん、終わる!って時に、天使みたいに助けてくれるヤツが出て来るよな。ウチもレイザーズも、そうやって助けられて、続けられてるんかもね。

K: ホンマバンドって人やな。助け助けられ。




--- 深いですね。紆余曲折しながらもバンドを引っ張ってきたお二人に訊きますが、理想のバンド像がありますか。

K: 始めた頃は理想像ってよりは漠然とした目標しかなった。単独7インチ出して、フルアルバム出せたら、「もう満足!最高ー!」ってノリやってんけど、そのうちあのバンドと対バンしたい、ワンマンやってみたいとか、やりたいことが次々と出てくる感じで。バンドの理想像なんて最近やっとわかってきたぐらい。サウンドも活動も「芯があって強い」バンドになりたいな~っと。これも普通当たり前のことやねんけど。そこを突き詰めてやるのがバンドかな~っと。

T: 理想は、もともと無いんよな。自分達のやりたい事を、妥協なく真っ直ぐやりたいだけ。そこは結成以来、全く変わってない。ただ、さっきの話に戻ってまうけど、自分達だけで全部出来るとは、全く思わなくなった。色んな立場の、色んな人達に支えられて、ようやく今のSPREADがある。初期衝動と、感謝の気持ちが消えない限り、走り続けるで!!

K: SPREAD独自のこだわりってある?

T: ひとつは、ツーマンでのライブかな。ごまかしの効かない、ぶつかり合い。もうひとつは、大阪。ここ大阪で、どんどん楽しい事をしたい。色んな人と、色んなバンドときっちり繋がってね。リアルな事がしたい。

K: やっぱりタクヤ達は体育会系やね!タイマン好きやん!(笑)4/21もきっちりリアルな勝負しようや!

--- インタビューも大分暑苦しくなってきましたが(笑)音作り、曲、ライブについてもこだわりはありますか。

K: 音色はね~。昔はこだわりすぎて無茶なことをレコーディングエンジニアの人やライブのPAさんに言ってたんやけど、結局「生音自体、そういう音が鳴ってるかどうか?」が大事っつーことがわかって(笑)自分の頭ん中で鳴ってる音ってのは、今んところレコーディングでも、ライブでも再現不可能やねん(笑)。今は各メンバーのこだわりをオレがまとめてる感じかな。つっても暴れん坊ですがね(笑)
SPREADの音はさっきも言ってたみたいにSEIJI君が指揮を取ってるの?

T: SPREADは、SEIJIがまとめ役やね。ライブもRECも。オレは完全にSEIJIに任せっきりやな。MON-TACK、Poohは、SEIJIと相談しながらやってる。ライブに関しては、今やってるようなカタチでしか出来ない(笑)もちろん、より良くなりたいけど。

K: オレらはパフォーマンス的には、やっぱりできることの限界ってあると思うんやけど、それをどこまで超えていくか。でも身に付く様に成長せなあかんねん。背伸びはあかんねん。足下救われるから(笑)

T: そうやね(笑)背伸びしても、後でしんどくなるからな〜。

K: そういえばさ、うちのSEはタカ君が入った2005年から、COCKNEY REJECTSの曲を使ってるんやけど、今、SPREADのSEはBECKの「LOSER」やんね。いつからアレ使ってるの?理由とかある?

T: いつからか覚えてない(笑)昔は、ブルーハーツと併用してて、SNUFFとか、あとストリーツも使った事あるなあ。でも、今の4人になってからは、ほとんどLOSERかな。理由はね〜、この曲好きやねん、オレ(笑)他のメンバーも気に入ってくれたから。今ではコレ聞いたら本番!言う感じ(笑)

K: 「LOOSER」は自分達を負け犬に例えて「まだまだこれからじゃい!負けてたまるか!」っていうメッセージとかあるって思ってた。

T: そうやね。逆説的な。レイザーズのSE、バンドに合ってるわ。アレすごいイイわ。タオル掲げたくなるわ(笑)

K: ありがと!やっぱシンガロング大好きやから(笑)どっちのSEも流れたら「キターっ!」てなるよな(笑)まあ、かっこええバンドほどSEがバンドの曲みたいになっとるもんな(笑)ほんまはダストみたいに自分らの曲をSEにできたら一番かっこええと思ってるけどね。

--- レイザーズとスプレッドのホーム大阪について訊きたいんですが、大阪って東京と違ってまた独特のシーンが昔からあると思うんですが、。全国を廻るお二人から見て大阪 のシーンはどう映ってますか?

K: とにかく先ず楽しむが第一の街やなと思うよ。やる方も見る方も。そんで、人と違うのが好きな人で集まるっていうオモロいユニティー感がある(笑)めっちゃいい意味でね。だから、世界に一番近いオリジナリティーが大阪にはあると思うよ。

T: 楽しむ事への照れが無いように感じるな。だからリアルな事をやろうとしてる人間には、面白いフィールドやと思うなあ。

--- 曲作りからバンドの在り方まで多岐に渡りましたが最後に、改めてツーマンの事で締めたいと思います。このインタビューを読んでも解る通り当日はフロアも相当暑苦しいと思いますが(笑)どのような一日にしたいですか?

K: ほんとそれぞれのライブがより濃くできればホンマそれでいいんすよ!こうしたいああしたいってあるようで実は無かったり(笑)なるようになるっしょ!めちゃくちゃにね!(笑)

T: そうやね!楽しくライブが出来れば、それで最高!そしてなんで今、オレ達がこんなに面白がってるか、伝えられたらいいなあ。

K: ほんまそう!どっちか目当てで来た人がいても、絶対両方の良さをカラダで感じてもらえるはず!

--- 大阪以外でもこの企画を実現して欲しいですね。ツアーとか。

T: おお!やりたいね〜!出来れば一緒に旅したいしね。めちゃくちゃな旅になりそうやな(笑)

K: SEIJI君とミサイルがもの凄いグルーヴ出しそうやな(笑)

T: 引率者のオレとケンジが大変そうやから、その時はKTRに来てもらおう(笑)
 
K: はは!まあ、取りあえず大阪やってからやね。これはオモロい!他でもやらなアカン!って感じに持っていけたらええよな!