調子の悪いMacをぷら提げて、何か面白いものは無いものかと出かけてはみるものの、外の世界はそうやすやすと田舎者を受け入れてはくれず、T字路を曲がりしなに自転車に当たられたり、ハンドルのエッジが鳩尾のいい感じのとこに食い込んでみたり、iPodはカランカランとアスファルトに放り出されてみたり。よぉ、お姉ちゃんよぉ、ひらってくれよぉ、おでのiPod。鳴り止んだのはHardfloor「Lost In The Silver Box」TB303欲しいな。テクノだか音楽だかのことはよくわからんです。電気グループは大好きです。

犬も歩けば棒にあたるとはよく言ったもので、下北某所のコンビニ前に座り込み、缶コーヒー片手にタバコを吹かしていますと、とおりかかったのは立派なダルメシアン雄と飼い主であろうおばはん。そのダルメシアン雄、くるっとわたくしの方を向いたかと思うやいなや目つぶし一閃、わたくしを犯しにかかったわけです。なめまわされること10数分。ダルメシアンの歯とわたくしの歯はカチカチと音を鳴らし、無呼吸により遠のく意識。「マロン!これっマロン!やめなさいっ!」おばはんの声も虚しく、無抵抗の32歳は顔中をねぶり回され、変な汁をかけられたのであります。御犬様の唾液を風にさらしながら途方に暮れる。なぜだろう、悪い気がしないのは。異種からの純粋な好意は受け取ってあげるのも人間としての寛大さ。これからは対異星人の実験交配にも積極的に参加していこうと思います。

おそばって美味しいね。だいたいどこの街に行ってもあるおそば屋さん。もっぱら立ち食いそばにメインを置くわけですが、コロッケそばを食べずしてその店の美味い不味いは語れないのであります。やれ天ぷらだやれカレーセットだ、邪道です。邪の極みです。極邪。いいんです。それも。どっちでも。どうでも。ちなみにわたくし、そばアレルギーでもあります故、そばを食べるときは命がけなわけですが、人間は食べるということで命を繋ごうと、エナジーを補充しようとするわけです。しかし、アレルギーとは此れ如何に。身体が何らかの拒否反応を示すわけです。「これは危険だ。やめておけ」そばに。そばごときに。はたまたホコリ、段ボール、毛の生えた動物、季節の変わりめ、湿り気を帯びた地下。青春まっただ中の若者、ヤクザの無差別な威嚇、最前列でミスタッチを見逃さない過剰なファン心理。様々なものに拒否反応を示しながら、わたくしの身体はどこへ行きたいのか。

オレ、こいつの中に居るんだけどね、こいつ自分が人間だと思ってるんだよ。たまに出てきて元に戻してやろうとしてんのに、なんかイヤがるんだわ。勝手に信じこんでるみたいだけどさ、ダメだって、ムリだって、そんなね、都合良く馴染めるわけねえの。この星のもんじゃないんだから。んー、行くとこないねぇ。もうこの星で人間すんのも飽きちゃったからさ、あとは好きにやって。


最後に、駄文によりwebのゴミを増やしてしまったことを深くお詫びいたします。それと、わたくしには友人がいないのでね。バトンはここに埋めておくよ。

じゃぁこれを

あ、バトン、バトン飛んでちゃった…
あ、そこの通りがかりの御紳士、ひらってくださいー
ひらってくださいー


ASPARAGUS 山下潤一郎
2006.11.30


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