『横山健の別に危なくないコラム vol.53』



「イヤイヤ」

 忙しい忙しい忙しい。
 時間が時間が時間が足りない足りない足りない。

 1日が36時間あったら…、イヤ、自分が2人いたら…、イヤ、ドラえもんさえいれば、イヤ、ドラえもんがいればなんて言ってたら、どこぞの妄想野郎と一緒になってしまう、イヤ、コレは妄想じゃない、ファンタジーなんだ、ファンタジー、ファンタジー、…ファンタ、ジー。…ファンタ。
 子供の頃ファンタをタッパに入れて、冷凍庫で固めて食べるのが好きだった。しかしコレは非常に危険が伴う。冷凍庫の具合によっては、爆発してしまう、冷凍庫内で。炭酸だから。
 プロレスラーはハードなトレーニングを何年も積んで、やっとリング内であのパフォーマンスができるワケだ。つまりオレが言いたいコトは…Don't Try This At Home、「絶対に真似はするな」ってコトであり、やってはいけないというコトだ。誠に美味しいのだが…。

 チョコと缶コーヒー断ち、依然続いている。チョコ方面の菓子パンは食べるし、普通のコーヒーもガンガン飲むが、缶コーヒーとチョコ・オンリーは食べていない。それで良いのだ。自分の中で決めた線引きは守ってる。
 皆さんも毎日の暮らしの中で、様々な線引きをお持ちであろう。…「どこからどこまでが浮気」とか。その自分の線引きさえ守ってればいいのだ。オレのチョコと缶コーヒー断ちも、そういうコトだ。…イヤ、コレは違う。「悪い習慣を断つ」という意味合いにおいては成功を収めているっちゅーコトか…。
 カップルでこのコラムをお読みになっているラヴァーズ達、冗談ですからこれキッカケでマジ喧嘩とかしないで欲しい。

 …お陰様で充実した毎日を送ってはいるが、…何の時間がないって、コラム書く時間が全然ない。結局足りない時間のシワ寄せはコレに来てしまう。元々文筆家じゃないワケだし、どうしてもプライオリティーは低くなってしまう。
 まぁ、しょうが・ファッキン・ない。




「Ken Yokoyama」

 最近ライブなんかでボチボチ話し始めてるから既にご存知の方も多いとは思うが、Ken Band は3rd フル・アルバムのレコーディングを終えた。まだタイトルも曲順も決まってないが、音源はマスタリングを残すのみとなった。

 全15曲、発売は順調に行けば、9月の上旬になりそうだ。

 今回の作風は…いつもなら自分から「こういった内容で、こういうタイプの曲があり…」と話すのだが、今回は自分でもあまり良くわからない。まだ客観視できていない。曲順と曲間によってかなり表情が変わるからだと思うが…。この2つの作業は、先述したマスタリングで行う。それが終わったら自分でも、どういった作品なのか、見えてくるのだと思う。(ちなみにここの文脈には、1曲単位での音楽配信に対する拒絶も大いに含まれている。)
 それだけ、幅のあるアルバムなのだと、思う。

 「待ってました」と思う人もいるだろう。「もう Ken の創る音楽は好きじゃない」と思う人もいるだろう。「前作と同じ」と思う人もいるだろう。「今までと全然違う」と思う人もいるだろう。一生このアルバムを聴くコトがない人もいるだろう。このアルバムが人生の必需品になる人もいるだろう。
 当たり前だが、受け取り方は様々で、誰の制約も受けない。

 今回はいつもにも増して、そこに勝負を挑む、皆さんの感受性に勝負を挑む興奮に満ちている。

 まだ客観視できていない、と先述したが、…日によって聴こえが違うのだ。「とんでもないアルバムを創ってしまった!」と思う時もあれば、「平々凡々なアルバムだな…」と思う時もある。しかしそれはマスタリングが終わりいろんな人の手元に届いて彼らの感想を訊き、そしてアルバムを引っ提げてのツアーをして行く中で、真に「どういうサウンドのアルバムなのか」が、真に「自分の何を表現したのか」が見えてくるのだ。「自分がどんな心持ちだったのか」が、その時の己の心の在り方が見えてくるのだ。

 ただ一つ、今回言えるコトは、「自分さえ良けりゃいいじゃん」ではない、「良いモノを届けたい」という想いを持ってレコーディングした、というコト。これは今までの2つのフル・アルバムの制作時には感じなかった気持ちだ。
 「健らしくない」と思う方もいるコトだろう。オレも、少しそう思う。
 しかし自然と感じてしまったコトなので、らしかろうと、らしくなかろうと、しょうがない。

 せっかくこのコラムに目を通してくれている方々には、せめて真っ先に「こんな気持ちでレコーディングしました」って伝えたかった。

 ライブの方は、夏場はフェスティバルにたくさん参加する予定だ。博多の「F‐X」、広島の「Setstock」、ひたちなかの「Rock in Japan」、そして山中湖畔での「Sweet Love Shower」。そうこうしているうちにアルバムも発売を迎える…ハズ。ツアーも只今内容を検討中だ。もしかしたら東京以外の数箇所で、単独アコースティック・ライブを演るかもしれない。

 あー、こうやって発表すると、一刻も早くリリースしたくなってしまう。
 早くリリースされて、皆さんの手元に届いて、気持ちをゴチャゴチャに混ぜ合わせたい。

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